真壁の塗り方
このような真壁の塗装は
今やローラーを使って塗ってしまう事が
多いので、塗りに関しては
さしたる問題はありません。
そこで今日は下地ごしらえについて
お話いたします。
真壁の塗装で一番厄介なのが
これでしょう。
少ない量だったらテープ養生をして、
パテやシーリング等で補修します。
しかしこれが全面にわたっていたらどうでしょう?
6畳間一室でも50Mはあります。
捨てテープを貼るだけでもかなりの手間が掛かります。
特にアパート等の塗り替えはそんなに予算を掛けないのが常套です。
だからといって見過ごす訳にも行きません。
このような時はテープ養生なしの
一発勝負でシーリングを入れて行きましょう。
シーリングを入れるといっても、
このようにアールにしてはいけません。
壁のコーナーなら
これでも良いかも知れませんが、
柱とのからみには使えません。
柱とのからみの部分はこの様に入れていきます。
口金のカットの角度はこれくらいです。
これよりも角度が少なくてもOKです。
要は余り斜めにカットし過ぎないようにして下さい。
尚、カットする位置は「ひび割れ」の大きさに準じます。
写真の位置でのカットで
巾2MMまで対応出来ます。
柱との角度はこれくらいか、
もう少し僅かに寝かせるくらいがベストです。
写真を撮るために右手だけになっていますが、
左手も軽く添えてください。
少なくなるに従ってお尻のほうを丸めて、手の中に包み込むようにするのがコツです。
生クリームを搾り出す要領です。
左手の添え方もそれに似ています。
口金の先は常にウエスで拭いて
綺麗にしておきましょう。
この様な異物が付いていると、
下の写真のようになってしまい
平面が出ません。
中から出てくる異物もあるので、
この様な作業の時は、使いかけの材料は使わない方が賢明です。

また、中身が半分以下になったら新しいのと取り替えてください。
(半分以下になると押し出すスピードにむらが出てくる)
半分になった物は後で1本にまとめて
また使うので無駄にはなりません。
それでは順を追って見てみます。
この線は順手ではなくバックハンドです。
ひびの大きさは約2MM。

追記:
これだけではなく、刷毛やパテベラ等
全ての道具をバックハンドでもこなせるようにしておきましょう。
口金を動かすスピードで吐出量を
調整します。
シーリングを押し出す力は
一定に保ちます。
押し出す力で調節しようとすると失敗します。
スピードが速いと穴が開きます、
また遅いとシーリングの両側にエッジが立ってしまいます。
近接写真です。
カメラの性能上これ以上の接写は利きませんでしたが、
柱を汚さずに直線がとれているのが
解ると思います。
テープは一切使用していません。

この方法を確立すると、
6畳くらいの大きさだったら
全部のコーナーにシーリングを入れたとしても
30分位でその作業を終らせる
事が出来ます。
上:鴨居とのからみ
下:畳み寄せとのからみ
左右:柱とのからみ
100Mもやればコツが掴めるようになります。
かく言う私も
この間久しぶりにこれをやったら
最初の10Mほどは散々でした。
あまり間が開きすぎると感覚が鈍ってしまうようです。
左の写真は上から2番目の写真と同じ位置です。
ここのひび割れは5MM位ありました。
何とか成功(冷や汗ものです)
とにかくアールにならないように
して下さい。
慣れてくれば壁側にはみ出る
シーリングの厚みを
最小限まで薄くする事が出来ます。
(薄ければ薄いほどその跡は目立ちにくくなって来ます。)


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