屋根の下地作り(1)
写真をご覧になって解ると思いますが
サビの進行が激しく、
野地板もかなり痛んでおります。
それに比べ増築部分の屋根は
今がちょうど塗り替え時となっております。
(写真下)
これだけ傷みが激しいと
本来は葺き替えが望ましいのですが、「今回を最後の塗り替えとして限界まで持たせる」
という依頼者の意向があったので
今回の塗り替えとなりました。

色の変わっている所が既にサビ落としが終わった所です。
60番のペーパーでゴリゴリと擦ります。擦っていて既に鉄板が薄くなっているのが解ります。
増築部分の屋根です。
古い方の屋根と比べるとまだ綺麗なようですが、
こちらも白サビがびっしりと発生しています。
瓦棒の上は白サビが鱗のようになっています。
(写真下)
サビ落としが終わると掃除です。
棟の下に吹き込んだゴミを掻き出します。
後は箒で掃いていくのですが、箒で掃くのは軒先1尺までとします。
それから先はラスターで
隣家にゴミを飛ばさないようにゆっくり丁寧に掃いていきます。
静かに掃き下ろしても、
樋の出がない所などは外側に落ちてしまいます。
そのような時は樋の中にダンボールか
ベニアをあてがうと、遠慮なく掃き下ろす事が出来ます。
ゴミもすべて樋の中に落とす事が出来ます。
最後に樋の中に落としたゴミやサビをさらって行きます。
この日は風が強かったためほとんどが風に持って行かれてしまいました。
掃除が終わったら、浮いた釘の打ち直しです。
ステンレス釘は材木の中で錆びる事がないのでこの様にすぐに浮いて来てしまいます。
しっかりと打ち込みましょう。(写真左)
増築部分の屋根はほとんど全ての釘がこの様な状態でした。
(全ての釘を打ち込みます)
この様にサビサビになって浮いている釘は、もはや打ち直しても利きません。
このような時はワンサイズ太目の木ねじを使って止めて行きます。
この様に抜け落ちている所も同様です。棟板が傷んで釘が利かない時は
瓦棒に打ち込んで見て下さい。
尚、この様な釘の打ち直しは、錆び止めを塗る前の方がいいでしょう。

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