| 屋根の塗り方(1) | |
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今となっては、この様な屋根は ローラーで塗ってしまう人が多いいと思われますが、 ここは一つ準備体操のつもりで 刷毛を使って見ませんか? 先ずカラクサの部分と棟の部分に刷毛を入れていきます。 軒先に刷毛を一本通してあるのは、この部分が傷みやすいため 1回分多く塗料を入れる計算をしています。 軒先を塗り逃げてくる時はこの上に足を乗せないように注意する事、 そのため人によってはこの部分を先に入れる事を嫌う人もいます。 ここで瓦棒の両側に刷毛を入れてはいけません、 後から寸胴で塗るときにネタが引っ張り、 塗りのリズムが狂ってしまいます。 塗りの仕事で一番大切なのはリズムです、このリズムを狂わせるような事は極力排除する事。 (刷毛塗りのリズム音を効いただけで、その職人の腕の良し悪しが解かってしまいます。しかしそのレベルを超えると今度は逆にリズム音が消えて行きます。残念ながら私はまだそのレベルに到達しておりません。) |
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先ずは基本です。 これはいちばん基本的な、棒塗りと呼ばれる塗り方です。 刷毛を払う時は必ずこの様なヒゲを出す事。(塗り継ぎを出さないため) 毛先が体の方にお辞儀をしないように真っ直ぐに刷毛を払う事。 |
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少しスピードを上げて見ましょう。 刷毛のさばきが棒塗りと違う事に注意して下さい。刷毛を真中に落として、引き下げ、上に引っ張り上げますが、この時下死点でも上死点でも刷毛を払ってはいけません。この赤丸は刷毛をそのままの姿で止める事を意味しております。 |
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2 で塗り上げたそのままの位置から刷毛を横に切っていきます。 瓦棒に刷毛をぶつけないようにメリハリを出して刷毛を横切りして行きます。折り返しは刷毛を払わないように、払っても良いのですが一々払っていてはスピードに乗る事が出来ません。 |
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3 で横切りしたそのままの位置から刷毛を塗り上げていきます、そして刷毛を下げて仕上げです。 1 と 2 でネタを取るために刷毛を塗面から離すだけで 3 から最後までは塗面から刷毛を離すことなく 一気に塗り上げていきます。 |
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それではもっとスピードアップして見ましょう。 刷毛の置き方は前と同じです、しかし今回は一本です。 |
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一回しか刷毛を置かないので、刷毛はたっぷり浸けなければなりません。ネタを伸ばせば良いと思われるでしょうが、伸ばしたからと言って上手く行くものでもありません。 写真を見て解かるように最初から最後まで、刷毛を塗面から離すことなく流れるようにさばきます。 |
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最初は無理をしないで少しづつ、だんだんと距離を伸ばして行きましょう。 昔は数百平米もある工場などの屋根を、皆で競争しながら塗りました。 この刷毛さばきはそのような時に大いに役に立ちました。 慣れてくれば自分の身長くらいは ひとっ刷毛で塗れるようになります。 ちなみにこの屋根の流れは10尺(3m)なので、とりあえず合格でしょう。 (良い寸胴を使わなければ、どんなに腕が良くても塗れません)
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